神棚、始めてみませんか?
我が家の「力」の源 “神棚”最近の流行といいましょうか、「パワースポット」として多くの神社が採り上げられています。遠方まで足を運ばれて、お参りされる方も多いでしょう。それもまた素晴らしいことであります。しかし、祖先から今の我々に至るまで、家の中に棚を造り「宮形」(みやがた)を置き、神様の御札や像を祀る文化があります。遠方の神様、地元の神様、自身が篤く信仰する神様達の御札や像を祀り「家の安全」「家族の健康」「商売の繁盛」などを祈願します。毎日神社にお参りすることは難しいですが、リビングや居間の「神様達」にお参りすることはできます。朝一番に「今日も一日お願いします」、晩には「一日無事に過ごせました」と神棚に向います。また「気分転換」「今日のテスト頑張れますように」「風邪が早く治りますように」「明日からは頑張ります・・・」でもいいでしょう。声に出さずともお参りをすることで「元気をいただく」ことができます。
“家を新築したが、棚を造りたくない”
“部屋がそんなに広くない”
“部屋の雰囲気に合わない”
“親が亡くなったので、神棚を処分したい”
との声もありますが、「神棚の神様」と向き合うことで「ご自身」と向き合えますし、様々な思いも湧いてきます。ご自宅の「神様」を通じて、「ご家族」「ご夫婦」の“絆”も強くなるはずです。ぜひ皆様のお宅でも神棚を始めてみませんか?
神棚の祀り方について
神棚の位置と向き
神棚は、家の中で神様がお住みになるところです。明るく清らかな高いところで、向きは南向き、または東向きが良いとされています。場所としては座敷が一般的ですが、リビングや居間でもよいでしょう。会社の事務所の場合は、その長たる人の席の近くや中心となる場所で、社員がお参りしやすいところが適当です。
神棚へのお供え
神棚の両側には榊(さかき)を活けます。お米、お塩、お水をお供えしましょう。お米を中央にして、向かって左側にお水、右側にお塩を並べます。さらに可能ならばお酒もお供えしましょう。